H27-20 越生子ノ権現

 飯能市の子ノ権現(天龍寺)は、足腰の病に験のある神仏として各地に勧請されている。
 越生に子ノ権現が祀られたのは古く、鎌倉時代以前と推測される。『法恩寺年譜』文治4年(1188)の条、越生氏一族・倉田孫四郎の妻・妙泉尼に関わる記事に「子権現」という言葉が出てくる。また、大字上野との境には「子の神」という地名が残っている。
 この地に社が建立された年代は不明であるが、文化4年(1804)に、越生村の新井源四郎が再建したという記録が残る。
 「ひじりだいごんげん」として越生の人々の信仰を受けていたが、越生神社の創建後はその境内に取り込まれ、その後には日吉神社に合祀され、社を失った。しかし、地元の熱意により、平成27年10月18日、遷座祭を行い、旧観を取り戻した。  

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越生子ノ権現

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