H27-09 龍ヶ谷のヤマザクラ

 ここから左に、山道を20分ほど上ったところに、幹周3.2メートル、樹高18メートル、枝張り東西13メートル、南北20.2メートルのヤマザクラの大木がそびえ立っている。
 環境庁(当時)は、昭和63年(1988)に第4回自然環境保全基礎調査(緑の国勢調査)の一環として、初めて全国規模での「巨樹・巨木林調査」を実施した。その成果を元に随時更新されているデータベースによると、平成28年2月現在、ヤマザクラでは県内3位、南関東(千葉県・埼玉県・東京都・神奈川県)では26位の太さである。
 一時、用材として伐採される運命になったが、土地所有者と製材業者の誠意と理解によって生きながらえた。
 梅本集落から、あるいは谷を隔てた林道から眺む、新緑に溶け込む薄紅が美しい。

009龍ヶ谷のヤマザクラ
龍ヶ谷のヤマザクラ

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