H27-01 太田道真退穏地

 太田道灌の父道真の退隠後の居館「自得軒」があったと推定される場所で、昭和36年(1961)に県指定旧跡となった。
 『新編武蔵風土記稿』(文政13年<1830>成立)小杉村の項に、「太田道灌邸跡 今は田圃となり、一段四畝程の地にして、建康寺の傍にあり、小字を陣屋と呼ぶ、道灌の別館などにや、或書云道真小杉に隠居し、明応元年二月二日八十二歳にて卒せしと云、されば道灌にはあらで、道真の邸跡なるにや、その地形、前に川をあて、後ろに山をうけて要害の地なり」とある。建康寺一帯の小字は「陣屋」で、門前の対岸は「馬場」と呼ばれ、今に名残を伝えている。

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