H26-32 梅園神社

 梅園神社は古くは神仏習合の社で、後述の棟札には岩峰山安楽寺天神宮と記されている例もある。江戸時代には小杉天神社と称し、修験山本坊配下の大泉院が社務を司っていた。明治維新の神仏分離を経て、明治40年(1907)に堂山の近戸神社、上谷の三島神社ほかを合祀して梅園神社と改称した。
 南北朝時代の観応元年(1350)から江戸時代の嘉永5年(1852)までの、社殿の上棟・再建・修理年月日、願主や工匠名などを記した計28枚の棟札(町指定文化財)が伝存している。このうち享保元年(1716)の棟札が現本殿造営時のものとみられ、当本殿は建築時期を知り得る町内の神社建造物の中では現存最古と推定されている。絵図から、同時期の建築と思われる拝殿の建築当初の様子を窺うことができる。  

032梅園神社本殿
001イタヤカエデ

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