H26-27 越生神社祭典 黒岩町山車

 毎年7月の中・下旬に催される「越生まつり」は、江戸時代から続く、牛頭天王を祀る八坂神社の祇園祭(天王様)が発展したものである。夕刻から曳行される6台の山車の上で繰り広げられる囃子と踊りの競演が、華やかな江戸天下祭の名残を今に伝えている。  黒岩町の山車は、旧黒岩村村社の八坂神社が合祀されて越生神社が創立された明治42年(1909)に、熊谷の鎌倉町から125円で購入したものである。錺金具や幕に、鎌倉町の「鎌」と「宮本」があしらわれている。天井絵の紀年銘から明治27年の製作と推測される。囃子台は唐破風付きの屋根を持ち、越生では唯一の二重鉾(三重高欄)、三輪の山車である。150センチメートル迫り上がる構造の上鉾には、牛頭天王の化身とされる素戔鳴尊の巨大な人形が乗る。  

027黒岩町山車
黒岩町山車

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

越生町教育委員会 生涯学習課 文化財担当
〒350-0416 越生町大字越生917番地
電話番号: 049-292-3223
ファックス:049-292-5110
​​​​​​​生涯学習課へのお問い合わせはこちらから