H26-26 越生神社祭典 河原町山車

 毎年7月の中・下旬に催される「越生まつり」は、江戸時代から続く、牛頭天王を祀る八坂神社の祇園祭(天王様)が発展したものである。夕刻から曳行される6台の山車の上で繰り広げられる囃子と踊りの競演が、華やかな江戸天下祭の名残を今に伝えている。  河原町(「ろ組」)の山車は、昭和12年(1937)に、明治時代からあった花山車を改造して作られた。花山車当時に飾を立てた一本柱の跡が台車に残っている。製作は東京神田駅前裏通りの「宮長」で、1,200円の費用を要したと伝えられている。
 二重高欄、唐破風付きの囃子台屋根を持ち、当初から人形を乗せる予定がなかったため、越生町内の他の山車よりも背が高い。前輪の車軸中央に鉄輪を組み込み、梶棒(舵棒)で進行方向を操作する仕組みとなっている。  

026河原町山車
河原町山車

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