H26-25 越生神社祭典 新宿町山車

 毎年7月の中・下旬に催される「越生まつり」は、江戸時代から続く、牛頭天王を祀る八坂神社の祇園祭(天王様)が発展したものである。夕刻から曳行される6台の山車の上で繰り広げられる囃子と踊りの競演が、華やかな江戸天下祭の名残を今に伝えている。
 新宿町の山車は、車台の木材に文政10年(1827)6月の紀年銘がある、越生最古の山車である。昭和51年(1976)の修理銘に「箱根ヶ崎(金子)より昭和の初め買入しもの」とあるが、小曽木村(現青梅市)から購入したとの伝承もある。屋台型の山車で、原形は屋根の上に一本柱の人形高欄が立つ「八王子型人形屋台」だったと考えられる。 人形については不明であるが、かつての人形台は転用され、現在は正法寺閻魔堂で、閻魔像の台座になっている。  

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新宿町山車

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