H26-24 越生神社祭典 上町山車

 毎年7月の中・下旬に催される「越生まつり」は、江戸時代から続く、牛頭天王を祀る八坂神社の祇園祭(天王様)が発展したものである。夕刻から曳行される6台の山車の上で繰り広げられる囃子と踊りの競演が、華やかな江戸天下祭の名残を今に伝えている。  上町の山車は、明治19年(1886)に東京の谷中初音町一丁目と上三崎町2ヶ町の山車として作られ、日暮里の諏方神社の祭礼で曳き回されていた。都市化による電線の架設などにより曳行が困難になり、大正8年(1919)に上町に譲渡された。
 唐破風のない欄間仕立ての囃子台を持つ。購入当初は三輪であったが、昭和初年に四輪に改造された。人形は、鎌倉時代に諏方神社を開いたとされる豊島左衛門尉経泰で、名工古川長延の作である。  

024上町山車
上町山車

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