H26-23 越生神社祭典 仲町山車

 毎年七月の中・下旬に催される「越生まつり」は、江戸時代から続く、牛頭天王を祀る八坂神社の祇園祭(天王様)が発展したものである。夕刻から曳行される6台の山車の上で繰り広げられる囃子と踊りの競演が、華やかな江戸天下祭の名残を今に伝えている。
 仲町の山車は、昭和29年(1954)に、東京神田の「だし鉄」と越生町上野の長谷竹松棟梁が製作した。だし鉄が設計と細部の仕上げを担当し、本体は長谷氏が施工した。
 唐破風付きの屋根を持つ囃子台に廻り舞台を備える。人形を乗せる予定で、太田道灌が候補に上がっていた。140〜150万円の費用がかかり、保有していた屋台を豊岡町(現入間市)に、花山車を毛呂山町に譲って元金に充てた。前者は入間市指定文化財、後者も現在は入間市新光で曳かれている。

023仲町山車
仲町山車

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