H26-22 越生神社祭典 本町山車

 毎年7月の中・下旬に催される「越生まつり」は、江戸時代から続く、牛頭天王を祀る八坂神社の祇園祭(天王様)が発展したものである。夕刻から曳行される6台の山車の上で繰り広げられる囃子と踊りの競演が、華やかな江戸天下祭の名残を今に伝えている。  本町区所有の山車は、大正8年(1919)の新調で、東京神田宮本町の亀甲斎清秀(小倉秀太郎)が4,600円で製作した。
 四輪で二重高欄、唐破風付き屋根を持つ囃子台と廻り舞台を備えている。車輪を隠す腰幕はなく、台座には彫刻が施された腰板が付く。彫刻は、柴又帝釈天などに作品を遺している石川三五郎信光による。金鵄が止まった弓を手にした神武天皇の人形を乗せる。
 なお、この山車の購入まで保有していた「牛若丸の山車」は、毛呂本郷に売却された。    

022本町山車
本町山車

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