099 越生梅林

魁雪(越生町指定天然記念物)越生梅林内屈指の古木。「魁雪」は、書家柳田半古の独創による命名で、徳川斉昭の漢詩『弘道館賞梅花(弘道館に梅花を賞す)』の一節「雪裡占春天下魁(雪裡春を占む天下の魁)」から発想したと思われる。
大字堂山字前河原ほか
越生の梅の起源は、今から700年近く前の南北朝時代に遡るといわれています。江戸時代には既に、生梅や梅干しが特産品になっていました。
明治33年(1900)には、奈良の月ヶ瀬梅林にあやかり「新月ヶ瀬梅林」と命名され、保勝会が設立されました。「入間川高麗川こえて都より来しかひありき梅園のさと」の歌をのこした佐佐木信綱をはじめ、田山花袋や野口雨情も来遊しています。昭和17年(1942)に、堂山の越辺川河畔の一画が埼玉県の名勝に指定され、以来関東を代表する観梅地、県下随一の観光地として発展してきました。
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