098 八幡山神社

八幡山神社

『神社明細帳』に「大正8年4月12日比企郡明覚村大字大附民家ヨリ出火ノ際類焼ニ依リ本殿拝殿共々灰燼トナレリ本宮及霊代ハ異状ナシ」との追記がある。本宮が現本殿を指すのであれば、その宮営は合祀以前に遡る。(写真は拝殿)

大字上谷字八幡

 江戸時代の中ごろから明治維新まで、上谷村は上分と下分に分けられ、別々の領主に支配されていました。上分の上の久保組は八幡神社、山入組は山神社、下分は三島神社を、産土神として祀っていました。明治40年(1907)、八幡神社は山神社を合祀して八幡山神社と改称し、三島神社は小杉天神社(梅園神社)に合祀されました。

 八幡山神社は大正8年(1919)に火災に遭いましたが、同11年に再建されました。拝殿奥の本殿は板屋根で流造の小さな社です。大工や彫工の名は不明ですが、精巧な彫刻で飾られた本格的な神社建築です。

八幡山神社

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