091 宝勝院

宝勝院

本殿と庫裏は大正3年(1914)8月の台風で倒壊したとの記録があり、その後の再建であろう。境内には石造の寒念仏供養地蔵尊と六地蔵が祀られている。

大字麦原字峯

 文政13年(1830)成立の『新編武蔵風土記稿』巻之百九十二比企郡之七麦原村の条には「寶勝院 禅宗曹洞派、入間郡龍ヶ谷村龍穏寺末、泰龍山と号す、本尊は十一面観音、開山は本寺十四世大鐘良賀、万治二年(1659)十二月二日寂す」とあります。

 麦原村と古池村は、江戸時代の途中から明治22年(1889)の町村制施行までは比企郡に属していました。当寺の門前に並んでいる享保4年(1719)造立の地蔵尊には「入間郡麦原村」、元文3年(1738)の馬頭尊には「比企郡麦原村」の紀年銘があります。

宝勝院

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