088 龍穏寺

龍穏寺(山門)

銅鐘も埼玉県指定文化財である。境内には、幕末に江戸の台場築造工事にも出仕した長沢村(現飯能市長沢)の「八徳の三吉」が積んだ石垣ものこる。

大字龍ヶ谷字裏山

 草創は大同2年(807)とされ、文明4年(1472)に太田道真・道灌父子が泰叟妙康を請じて中興し、江戸時代には幕府から下総総寧寺(市川市)、下野大中寺(栃木市)とともに、全国の曹洞宗寺院を統轄する「関三刹」に補任、格式十万石で遇され、住職は麻布の宿寺から江戸城に登城していました。歴代住職のうち13人が、大本山永平寺の貫首に昇山しています。

 埼玉県指定文化財の経蔵、越生町指定文化財の山門・熊野神社は、名匠岸亦八の彫刻で飾られ、酒井抱一の弟子山田抱玉が内壁画や天井画を描いています。

龍穏寺
越生郷土かるた「り」の札

越生郷土かるた「り」の札 「龍穏寺道灌父子が眠る寺」

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