087 札所巡拝碑

「吉田いわ」の札所巡拝碑が立つ梅本集落は、外秩父の稜線を背に、関東平野を見おろす山紫水明の仙境である
大字龍ヶ谷字梅本
大字龍ヶ谷最奥の梅本集落の民家の敷地に建つ60センチメートルほどの石塔です。風化が進んでいますが、正面に「奉納 西國四國秩父坂東百八十八[箇所]」、右側面に「文化十一年□□」、左側面に「武州高麗郡龍谷邑 施主吉[田]□□ヱ門」と刻字されています。
この家の先祖「吉田いわ」の西国四国坂東秩父百八十八ヶ所巡拝成就記念碑です。現在、札所を徒歩で巡るのには健脚な男子で、秩父が5〜6日、他は40〜50日を要するそうです。偉業を達成したいわ女は、村人の尊敬を集め、別格の扱いを受けたことでしょう。
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