086 龍ヶ谷熊野神社

本殿西壁(背面)の彫刻 岩屋に籠った天照大神が姿を現し、世界が再び光を取り戻す、日本神話の「天の岩戸」の場面が描かれている
大字龍ヶ谷字裏山
もともとは、龍穏寺の鎮守社として祀られた神社で、現社殿は、天保15年(1844)、龍穏寺56世道海沙門による再建です。入母屋造・銅板葺きで、本殿と拝殿を「石の間」と呼ばれる幣殿が繋ぐ権現造です。
彫刻は上州新田郡山之神村(現群馬県太田市)の名工岸亦八です。龍穏寺の山門と経蔵も同人が手掛けています。亦八以降4代が、明治期にかけて各地に作品をのこしています。正面蟇股や扉、側面の龍の花頭窓、背面「天の岩戸」、縁下の象鼻等々、随所に彫技が振るわれています。
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