083 篠葉の池

篠葉の池

大字龍ヶ谷字坊地

 龍ヶ谷の戸神集落の飯盛峠に至る秩父往還の登り口、小字坊地にある湧水です。

 戦国時代の天文12年(1543)に龍穏寺第7世節庵良筠が著した『長昌山龍穏寺境内因縁記』に「龍穏寺は初めは天台宗の寺で、戸神の坊地という所に三十三間堂があり、定朝作の釈迦大仏を本尊としていた。この地には大泉という池があり、岩の間からきれいな水が涌き出している。鯉が池、篠葉の池ともいう(大意)」と記されています。

 龍穏寺草創の地とされるこの付近からは、平安時代の須恵器の破片も出土しています。

篠葉の池

かつて生えていたタブノキ

地図情報

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