078 黒山三滝

周辺一帯は、アオネカズラ(シダ類)の北限自生地として県天然記念物「黒山の特殊植物群落」に指定。日本蘚苔類学会の「日本の貴重なコケの森」に選定。
大字黒山字藤原・滝沢
越辺川の支流三滝川にかかる上下二段の男滝(落差11.2メートル)と女滝(落差4.5メートル)、その下流の藤原川を落ちる天狗滝(落差13.6メートル)の総称です。室町時代に栄円が開いた修験山本坊の水行の場でした。幕末に津久根村(現越生町大字津久根)出身で新吉原で成功した尾張屋三平こと新井宗秀が江戸市中に紹介しました。
明治になって鉱泉宿が開業し、昭和25年(1950)の「新日本観光地百選 瀑布部門」の9位に選定、翌26年に県立黒山公園が指定され、県内有数の観光地として知られるようになりました。

越生郷土かるた「み」の札 「水しぶき男滝女滝に天狗滝」
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