067 建康寺

建康寺境内に立つ「太田道真退隠之地」(埼玉県指定旧跡)の標柱
大字小杉字陣屋
太田道真は息子の道灌に家督を譲った後、越生に移り、居館自得軒を構えていました。文明18年(1486)6月、道灌は詩友の万里集九を伴い、父のもとを訪ねました。翌月、道灌は相模国糟屋(現神奈川県伊勢原市)の主君上杉定正の館で誘殺されます。
父子最後の対面の場となった自得軒の比定地に立つ建康寺前の越辺川に架かる「道灌橋」の対岸は、道灌が馬を調教した馬場の跡だと伝えられています。また、下流の、堰と導水路の跡がのこる水車「才車」の屋号は、城塞の「塞」に由来するとの説もあります。
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