063 薬師堂

地元職人衆の技術を結集して建てられた懸け造り
大字津久根字薬師入
元禄15年(1702)作製の「津久根村絵図」に高蔵寺、八幡神社、桜堂とともに記載されている古いお堂です。現在の建物の建立年は不明ですが「瑠璃殿」の額は、明治5年(1872)修験山本坊二十五世相馬徳栄(号紫梅)の揮毫です。
疫病退散、特にトラコーマや結膜炎などの眼病平癒に利益があるとして、遠方からも人々が参籠(おこもり)に訪れていました。また、俳諧などの文化・文芸のサロンとしても活用されました。石段脇には、地元俳人達による松尾芭蕉の「あらたふと青葉若葉の日の光り」の句碑が立っています。
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