060 慈雲閣

慈雲閣

老朽化により、現在は立ち入り禁止措置が取られている

大字津久根字八ツ山 

 津久根は江戸時代から4組に分かれ、大東組は桜堂、中東組は薬師堂、中西組は高蔵寺を、それぞれの信仰拠点、集会施設としていました。そうした建物がなかった大西組が、損壊して再建に苦慮していた比企郡本郷村坂下(現ときがわ町)の観音堂の本尊を譲り受け、煩雑な行政手続きを経て、明治24年(1891)に、遷座、新築に漕ぎ着けました。

 八ツ山観音と通称される観音堂は、京都の清水寺を模したと言われる見事な懸造りで、観音講、句会や歌会、子どもたちの夏休みの自習室などにも利用されていました。

慈雲閣

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