006 高取城跡

高取城跡

山城の跡がのこる高取山(世界無名戦士之墓から望む)

新宿 越生1123ほか

 越生神社の奥宮がある高取山には、中世の山城跡があります。標高約170メートルの頂上が平らに削られ、空堀と土塁で画された数段の郭(曲輪)が遺されています。絹会館(越生絹市場跡)一帯は、武士団武蔵七党児玉党越生氏の館跡と推定されています。越生氏が築いた、「物見砦」や有事の際の「詰の城」の跡である可能性があります。

 江戸幕府が編さんした地誌『新編武蔵風土記稿』には「越生四郎左衛門屋敷跡」と記されています。越生四郎左衛門尉は、南朝の総大将北畠顕家を討ち取った、『太平記』に登場する越生氏一族の武将です。

 また、現存する遺構は、太田道真・道灌が活躍した室町中期から戦国期のものとみる見解もあります。

越生郷土かるた「ゆ」

越生郷土かるた「ゆ」の札 「夕空に浮かぶ頂高取山」

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