059 桜堂
桜堂前のような石造物群は、周辺に点在していたものを寄せ集めた場合が多い
大字津久根字北ヶ谷戸
明治時代に、県と国に提出された『堂庵明細帳』には、「村持 観音堂」「本尊 白衣観世音」と記され、「由緒不詳」とあります。明和3年(1766)開創の、入間・比企郡内の寺院や仏堂を巡る「入比坂東三十三所観音霊場」の25番札所です。
堂前の道沿いには、「聖観音菩薩」碑、六地蔵、太子塔、大黒天など11基の石造物が立ち並んでいます。大黒天の右の「梅が香や見あぐる先も山つづき 古帳女」「鶯に物申したき在所かな 江戸小網町古帳庵」と刻まれた句碑は、天保12年(1841)の造立で、道標を兼ねています。
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