051 比丘尼橋橋供養馬頭尊

大字成瀬字鍛冶屋
地元では「びくにんばし」と呼ばれています。橋のたもとには、安政4年(1857)造立の「橋供養 馬頭尊 願主徹心尼」と彫られた石塔が立っています。徹心尼は、橋からほど近い成瀬の高岸寺に住んだ尼僧です。洪水で橋が流されて難渋する人びとのために、自ら浄財を集め、堅固な橋を築いたと伝えられています。その後も橋は何度も架け直され、「稲荷橋」「千歳橋」「津成橋」などと名も変遷しました。戦後、現在の永久橋が竣功した際に「比丘尼橋」が正式名称になりました。なお、天保13年(1842)に建立された龍穏寺の経蔵の決算帳に、帝釈天像寄附者として徹心尼の名が載っています。
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