049 弘法山観世音

弘法山観世音

弘法山観世音には、かつて「どこ堂山の最勝寺、弘法山で鐘を津久根(撞く音)の成瀬村」と俚謡の一節にも歌われた釣鐘があった

大字成瀬字峯ノ前286

 弘法山の中腹には、上野の医王寺の末寺高房山妙見寺がありました。梅園神社に伝存する応永12年(1405)の棟札に「別当高房山禅海開闢」と見える古刹でしたが、明治初年に廃寺になりました。観音堂はのこり、今も子授け、子育ての利益を求める参詣者が絶えません。乳房を象った縫いぐるみを奉納する習俗は民俗学的に注目されています。

 鐘楼の釣鐘が朝昼夕に時を告げていましたが、太平洋戦争中の昭和18年(1943)に金属回収令により供出されてしまいました。境内に明和3年(1766)に鐘を鋳造した際の記念碑、「鐘供養塔」が立っています。

049 弘法山
049 弘法山

弘法山

越生郷土かるた「あ」の札

越生郷土かるた「あ」の札 「安産の願いかなえる弘法山」

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