048 古帳庵句碑

古帳庵句碑

弘法山観世音の参道登り口に立つ古帳庵の句碑(天保12年<1841>建立)

大字成瀬字峯ノ前286

 鈴木金兵衛は、天明元年(1781)黒岩村(現越生町大字黒岩)に生まれました。江戸に出て、日本橋で古帳類買入所(古紙回収業)を営み、かたわら、古帳庵と号して俳句をたしなみました。

 越生をはじめとする関東各地、遠くは金刀比羅宮(香川県)や伊勢路(三重県)にまで、各地に句碑を建立し、越生町内に7基、全国で計16基が確認されています。なかでも、千葉県銚子市の圓福寺(飯沼観音)の「ほととぎす銚子は国のとっぱずれ」の碑は広く知られています。弘法山参道に立つこの碑には、妻と思われる古帳女の句も刻まれ、道標を兼ねています。

古帳庵句碑
越生郷土かるた「え」の札

越生郷土かるた「え」の札 「江戸時代俳句の名人古帳庵」

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