046 車地蔵

「車地蔵」別名「袖取り地蔵」(元文3年<1738>造立)
大字成瀬字車地蔵417-1
自然石の右側に、「旹(時に)元文戊午年(1738)正月吉日」、中央に「南無地藏大菩薩」、下部に施主の連名があります。左に刻まれている「車地蔵也」の意味が不明です。各地にある車地蔵は、回すと救いを得られるという「地蔵車」「輪廻車」などと呼ばれる車輪を伴うからです。車地蔵の立つ場所は、小字名も車地蔵です。
車地蔵には、押し入った家の主人に袖搦で捕らえられ、刀で命を絶たれた夜盗の霊を鎮めるために建てられたという言い伝えがあります。「袖取り地蔵」とも呼ばれ、ここで転ぶと袖を取られると、子どもたちは気をつけて通ったそうです。
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