041 七観音

 文化11年(1814)鹿下村の観音講の人々によって建立された供養塔です。もとは県道沿いの白根橋のたもとに立っていました。
 正面の一番上に千手観音を置き、右に聖観音・十一面観音・馬頭観音、左に如意輪観音・不空羂索観音・准胝観音の七観音を彫り出しています。不空羂索観音は、衆生を救済する観音様で、ほかの6尊は六道のそれぞれの救済にあたる存在とされます。
 なお、隣にある、文政13年(1830)建立の馬頭観世音碑は、能筆で知られた名僧・愚禅の筆によるもので、「九十六翁愚禅」の銘があります。

七観音
七観音

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