038 六地蔵

ここには、かつて阿弥陀堂があったという。鎌倉時代の板碑なども立っている。
大字大谷字六地蔵176-3
地名の起こりとなったのが、六角柱に6体の地蔵を浮き彫りした「六面幢」と呼ばれる石塔です。享保5年(1720)の造立で、基部の4面に「今市道」(今市村=現越生市街地)「あまてら道」「玉川道」「ひき能以ハとの」の文字が読み取れます。
入間比企郡境のこの場所は、古来、街道の重要な辻でした。特に、霊場、社寺巡りが盛行した江戸時代には、坂東札所9番慈光寺、10番岩殿観音正法寺(比企の岩殿)、子ノ権現(子ノ権現天龍寺=通称あまてら)に参詣する多くの巡拝者が行き来していました。
覆堂の脇には、「左子のごんげん 右おごせ」と刻んだ小さな道標も立っています。
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