033 大谷ヶ原

大谷の大亀沼(おおかめぬま)昭和30年代ごろまで、地元では「イワッツラ」と呼ばれていた蓴菜(じゅんさい)が自生していた。
大谷 大谷1511(大亀沼)
伊利蔴治能 於保屋我波良能 伊波爲都良
比可婆奴流〻〻 和尒奈多要曾祢
入間道の大家が原のいはゐ蔓引かばぬるぬる
我にな絶えそね(入間道の大家が原のイハヰツラが引けばゆるんで抜けるように、私との仲が、きれてしまわないようにして下さい)【岩波書店『日本古典文学大系』6 より】
「萬葉集」東歌に載る相聞歌(恋の歌)の舞台、オホヤガハラ(オオヤガハラ)は、越生町大字大谷字大谷ヶ原一帯と推定されています。
なだらかな丘陵の影が沼々の水面に映る、古代の浪漫に似つかわしい景勝地です。

越生町立図書館前にあった「大谷ヶ原歌碑」は、令和3年に大亀沼脇へ移設しました。

越生郷土かるた「ぬ」の札 「沼々がいにしえ写す大谷ヶ原」
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