031 山吹の里

埼玉県指定旧跡の一帯は「山吹の里歴史公園」として整備され、往時を偲ばせる水車小屋も復元されている。
西和田 西和田25
「若き日の太田道灌が、鷹狩りの途中、にわか雨に遭い、蓑を借りに貧しい農家を訪ねました。すると、出てきた娘が、何も言わずに一枝の山吹を差し出しました。娘の謎掛けが解けなかった道灌は、『七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき』という古歌を教えられ、「蓑がない」悲しさを山吹に託した少女の想いを知りました。己の不明を恥じた道灌は、歌道を志し、文武両道の名将になった」という逸話の故地です。
この地は昔から山吹の自生地で、地名も「山吹」でした。また、道灌と同時代に山吹姓の一族が居た記録もあります。

越生郷土かるた「か」の札 「カタコトと水車がまわる山吹の里」
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