029 興禅寺
興禅寺境内に立つ板碑。中央が「建武改元」銘のある板碑(越生町指定文化財)。
左右の板碑の梵字は阿弥陀如来で、いずれも正安2年(1300)建立。
西和田 西和田849
金剛界大日如来の梵字(バン)が彫られた中央の板碑には「建武改元甲戌七月十五日」の紀年銘があります。鎌倉幕府を倒し、親政を開始した後醍醐天皇が、建武と改元したのは、この年(西暦1334年)の1月29日です。彫り込まれた「改元」の文字に、人々の「建武の新政」への期待感が窺えます。
板碑は、鎌倉時代から室町時代にかけて墓塔や供養塔として建てられた石塔で、板石塔婆、または、主に緑泥片岩を石材としていることから、青石塔婆とも呼ばれています。県内で2万基以上、越生町内では500基ほどが確認されています。
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