028 庚申塔

庚申塔

庚申塔と、その隣に立つ天王社(昭和47<1972>の移築再建時に撮影)

西和田 西和田445

 60日に一度巡って来る庚申の日、人の体内に棲む「三尸」という3匹の虫が、眠っている間に抜け出て、その人の悪行を天帝に告げ口し、命を縮めるそうです。庚申の晩、健康長寿を願い、皆で飲食を共にしながら徹夜するのが庚申講です。人びとは、連帯の証として庚申塔を建てました。飯能寄居線バイパスに並走する旧道沿いに立つ、元文5年(1740)建立の、青面金剛と三猿が彫られた典型例です。

 庚申塔の隣に立つ土蔵造の天王社には、嘉永元年(1848)に、羽村(現東京都羽村市)で造られた神輿(越生町指定文化財)が収められています。

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