026 如意輪観音堂

如意輪観音堂

埼玉県指定文化財「木造如意輪観音半跏像」(通称「如意の観音さま」)

如意 如意800

 本尊は、胎内に「應保二年 大歳壬午 十一月十日甲辰 檀越長春 僧良仁」の墨書銘を持つ、関東地方最古の在銘像です。平安時代末期の西暦1162年の作ですが、顔の表現や量感ある像容、二臂(2本腕)で、左足の膝上に右足を乗せる姿は、奈良時代以来の古様をとどめた作風です。頭部と体部を1本の榧から彫り出し、途中で前後に割って内部を刳り貫き、再び矧ぎ合わせる「割剥造」で造られています。

 県内の代表的な古代仏像彫刻で、美術史上極めて重要な作品です。

 なお、当地の大字名・如意は本像に由来すると言われています。

富士講の碑
如意輪観音堂

越生郷土かるた「は」の札 「八百年歴史を語る如意観音」

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