025 富士講の碑

富士講の碑

越生交番南側の県道飯能寄居線沿いに立つ立派な石碑です

上野二 上野633-3

 富士山は縄文の昔から霊山として崇められてきました。平安末期には修験者(山伏)の修行の場(行場)となり、登山道が整備されていきました。江戸時代になると、各地に富士講が組織され、信仰登山(登拝)が行わるようになりました。

 この碑は、先達として、人びとを案内、先導した上野村の野澤五左衛門の富士登山三十三度成就を記念して、弘化2年(1842)に、講員や村人たちが建立したものです。この頃、虚空蔵尊裏手の山を「西山富士」と称し、富士山に見立てた登拝も行われていました。その登山口に、先達の偉業を讃えて建碑したのでしょう。

富士講の碑

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