002 岡崎薬師

河原町 越生932-1
「武蔵七党系図」によると、武士団児玉党の一族越生氏は、成瀬、黒岩、岡崎の3氏を興しました。越生有平の3男有基を祖とする岡崎氏は、鎌倉時代には、越辺川を臨む高台の、この辺り、現在の大字越生字岡崎付近に本拠を置いていたものと推定されます。岡崎氏は、鎌倉時代末期に石見国加志岐別府(現島根県江津市・浜田市)に移住し、末裔が南北朝の内乱で、北朝方として活躍した記録がのこっています。
岡崎氏の守り本尊を祀ったと伝えられる岡崎薬師は、眼病の治癒を願って「穴あき石」を供えるなど、篤く信仰されてきました。1月の初薬師、4月の花祭り、10月の秋祭りには、大勢の参詣者を集めていました。
薬師如来像
越生郷土かるた「め」の札 「めの絵馬に祈りをこめて岡崎薬師」
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