クマの目撃情報について
クマの目撃情報について
(1)令和7年10月14日(火曜)の午後7時ごろ、大字黒山地内の奥武蔵グリーンライン付近(越生町と飯能市との境界付近)において、クマらしき目撃情報がありました。
(2)令和7年11月8日(土曜)の午後11時ごろ、大字黒岩地内において、クマらしき目撃情報がありました。
なお、猟友会等で現場を確認した結果、痕跡等を確認することができませんでしたが、近くにお住まいの方やハイキングに来られる方、林道を使われる方はご注意ください。
クマに遭遇した際にとるべき行動
(1)遠くにクマがいることに気づいた場合
落ち着いて静かにその場から立ち去ります。クマが先に人の気配に気づいて隠れる、逃走する場合が多いですが、もし気が付いていないようであれば存在を知らせるため、物音を立てるなど様子を見ながら立ち去りましょう。 急に大声をあげたり、急な動きをしたりするとクマが驚いてどのような行動をするか分からないため、注意しましょう。
(2)近くにクマがいることに気づいた場合
まずは落ち着くことが重要です。時にクマが気づいて向かってくることがあります。
本気で攻撃するのではなく、威嚇突進(ブラフチャージ)といって、すぐ立ち止まっては引き返す行動を見せる場合があります。この場合は、落ち着いてクマとの距離をとるこ とで、やがてクマが立ち去る場合があります。
クマは逃走する対象を追いかける傾向があるので、背中を見せて逃げ出すと攻撃性を高 める場合があります。そのため、クマを見ながらゆっくり後退する、静かに語りかけながら後退する、など落ち着いて距離をとるようにします。
慌てて走って逃げてはいけません。
(3)至近距離で突発的に遭遇した場合
クマによる直接攻撃など過激な反応が起きる可能性が高くなります。攻撃を回避する完全な対処方法はありません。クマは攻撃的行動として、上腕で引っ掻く、噛み付く、などの行動をとりますが、ツキノワグマでは一撃を与えた後すぐ逃走する場合が多いとされています。顔面・頭部が攻撃されることが多いため、両腕で顔面や頭部を覆い、直ちにうつ伏せになるなどして重大な障害や致命的ダメージを最小限にとどめることが重要です。
クマ撃退スプレー(唐辛子成分であるカプサイシンを発射するスプレー)を携行してい る場合は、クマに向かって噴射することで攻撃を回避できる可能性が高くなります。
(4)親子グマとの遭遇
親子連れのクマと遭遇した場合、母グマは子グマを守ろうと攻撃的行動をとることが多いため、より一層注意が必要です。子グマが単独でいるような場合でも、すぐ近くに母グマがいる可能性が高いため、近づくことはせず、速やかにその場から離れることが必要で す。
(5)クマ撃退スプレーによる撃退
カプサイシンは粘膜を刺激するため、クマの目や鼻・のどの粘膜にスプレーが当たるよう、顔に向かって噴射することが重要です。射程距離は5m程度と短い製品が多いため、十分クマを引き付けてから噴射する必要があります。
下草が人の背丈ほどに鬱閉したところなどでは効果的な噴射が難しく、十分な効果を期待できないことがあります。刺激性物質の効果は人も同じなので、風向きによっては噴射した本人へも影響があります。それでもクマからの攻撃を回避するためには、躊躇せずスプレーを噴射することが重要です。
誤射に注意しつつ、いざという時にすぐ使うことができる場所に携帯することが必要になります。咄嗟に使用することは難しいので、事前にトレーニング用スプレーなどで練習することも重要です。
※(1)~(5)は、環境省クマ類出没マニュアル参考
(6)目撃した場合
目撃した場合は、西入間警察までご連絡ください。
この記事に関するお問い合わせ先
産業観光課 農林担当
〒350-0494 越生町大字越生900番地2
電話番号: 049-292-3121
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