建造物

建造物

県指定

龍穏寺経蔵(りゅうおんじきょうぞう)

昭和58年3月22日県指定 大字龍ヶ谷:龍穏寺

 天保12年(1841)建立。木造三間方形造・銅瓦葺きで、漆喰壁には山之神村(現群馬県太田市)の岸亦八による彫刻がはめ込まれている。正面の唐破風の向拝天井に描かれた龍には酒井抱一の落款がある。
 牡丹や天女、格天井に草花が描かれた内部には、一切経を収納する八角形の輪蔵がある。腕木を押して回転させると、一切経を転読したのと同じ功徳にあずかるという。
 正面には輪蔵の創始者傅大士(ふだいし)と、その子普建と普成像が安置され、四隅には四天王、梵天と帝釈天、金剛力士二体の各像が控えている。

町指定

龍穏寺の山門(無相門)(りゅうおんじのさんもん・むそうもん)

昭和46年2月2日町指定 大字龍ヶ谷:龍穏寺

 天保13年(1842)再建。入母屋造・銅瓦葺き。一階には四天王を安置。高欄付きの縁が回る二階内部には観音菩薩、十六羅漢、八大神将が祀られ、格天井には花鳥山水が描かれている。

龍穏寺山門

大宮神社本殿(おおみやじんじゃほんでん)

平成12年8月23日町指定 大字上野:大宮神社

 嘉永6年(1853)に焼失した本殿を文久3年(1863)に再建した。流造、柿葺きで、彫刻は熊谷の彫刻師「小林斎熊山橘正信」による。

大宮神社本殿

八幡神社本殿(はちまんじんじゃほんでん)

平成12年8月24日町指定 大字津久根:八幡神社

 流造、柿葺きで、天保4年(1833)の建築。彫刻は江戸浅草の彫刻師・嶋村源蔵である。嶋村家の代表作に、川越市の氷川神社本殿(県指定文化財)、西東京市の田無神社本殿(都指定文化財)などがある。

梅園神社本殿(うめそのじんじゃほんでん)

平成12年8月24日町指定 大字小杉:梅園神社

 享保元年(1716)に再建された流造・柿葺きで、建築年代が明確な建造物としては、現在のところ確認されている町内最古の神社建築物である。

梅園神社本殿

熊野神社社殿(くまのじんじゃしゃでん)

平成12年8月24日町指定 大字龍ヶ谷:熊野神社  

 龍穏寺の境内社として、天保15年(1844)に再建。入母屋造り・銅瓦葺きで、本殿と拝殿の間が石の間でつながれ、一続きの建物となっている権現造(石の間造)という建築様式である。龍穏寺の山門、経蔵を手掛けた岸又八のノミによる神話や伝説の彫刻が壁面を飾っている。

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