年頭のごあいさつ(1月1日更新)

 

 新年おめでとうございます。清々しく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。皆さまには町政に関し温かいご理解、ご協力いただき厚くお礼申し上げます。
私は今年の書き初めを「希望と期待」と書きました。今年は越生町が明治22
年に誕生してから、135周年になります。梅園村も同時に誕生しました。更に、
この両町村が昭和30年に合併して70年周年となる令和6年度は、節目の記念すべき年で、次世代につなげる越生町のスタートの年とするため、「希望と期待」の字を書かせていただきました。

町事業・地域活動 活発化

 昨年を振り返りますと、5月8日に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが2類から5類へ移行したことに伴い、越生町においても、これまで中止となっていた町の各種事業や地域活動が、徐々に活発化してまいりました。コロナ禍前の元気な越生町を取り戻そうと、それぞれの団体や町民お一人おひとりのご努力のお陰であることは言うまでもありません。改めて感謝申し上げます。
 そのような中、5月13日には、越生町が世界に誇るべき世界平和希求の殿堂、「世界無名戦士之墓」慰霊大祭・花火大会を4年ぶりに開催しました。当日は、白亜の霊廟を普段より白く浮かび上がるようにライトアップし、花火も打ち上げ、過去最高の賑いになりました。
 7月22日・23日には、文化庁の補助金を活用し、令和の大改修を行った山車で、4年ぶりに越生まつりを開催いたしました。大規模改修を経た絢爛豪華な6台の山車のお披露目を兼ねて盛大に行われ、こちらも過去最多の人に来ていただき、勇壮な山車のお囃子と、華やかな花火の競演を堪能していただいたところでございます。
 この他にも、伝統行事の獅子舞や各地区のお祭りなどが再開し、皆さんの笑顔に接していると元気な越生町が戻ってきたことを実感することができます。

先送りされてきた課題解決に全力

町には過去から先送りされてきたいくつもの課題があります。
そのうちの1つは、40年以上も先送りされてきた古池の橋戸川河川不法占有問題です。私はこの問題に対し、断固たる決意で取り組んでおり、昨年の7月4日に裁判を提起しました。現在、裁判が進行中です。
 2つ目は、西和田の「河原山土地区画整理事業」です。現在は区画も整備され、外形的には完成されているかのように見えますが、見た目にはわからない重要な部分が未完成です。これは25年以上も「仮換地」のままで「本換地」ではなく、区画整理は完成していないのです。皆さんが安心して暮らせるよう、私は就任早々この問題に着手しました。そして今年の3月には「本換地」にさせ、区画整理事業を完了させる予定です。町名も新たに「春日」に変更になります。

子育て支援の充実給食費全額無償化へ

 町では現在、令和6年度の予算編成に取り組んでおります。今年の主要施策といたしましては、少子化対策を喫緊の課題と位置づけ、子育て支援の充実に力を入れます。
 その中心は、給食費の無償化です。町は、独自施策として、保育園や幼稚園に
通う全ての園児、小中学校の児童・生徒を対象とした給食費の全額無償化を実施するよう準備を進めています。
 この他にも、買い物弱者対策や自治体DXの推進、頻発化・激甚化する自然災害への危機対応など各種事業を推進するとともに、越生町の魅力を多くの人に知っていただき移住・定住につなげるための事業も推
進していきます。

七福神めぐりの動画好評

 現在、役場の若手職員は、外部から越生町に人を呼び込もうと、シティプロモーションプロジェクトチームを立ち上げ、熱心に動画の製作に取り組んでいます。 昨年は「瞬(まばたき)」という動画を、全て自分達の手で完成させました。
今年は、七福神めぐりを開始して40周年になります。このため、今回は七福神めぐりをテーマに動画を作成しました。エキストラの多くは町民の方で84人もの人が協力してくれました。そしてこの方たちを除いて出演しているのは全て町の職員です。この動画は、町内はもとより、町外でも大きな反響を呼んでいます。皆さんどうぞご覧いただき、職員の熱い気持ちに触れていただければと思います。
 私は、令和3年2月に町長に就任し、3年が経過しようとしています。これからも「現場主義」をつらぬき、「安心元気な越生町」の実現のために、町職員の先頭に立って全力を尽くしてまいりますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。

 

(2月1日更新)