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使用について
置く場所は
- 日当たりの良い場所。
土の種類は
- 黒土がよい・・・畑の土でもよいが、黒土にはバクテリアが多く含まれている。
土の量は
- キエーロの7割程度(約100ℓ)。
入れ方は
穴を掘る
- 25センチほどの穴を掘り、生ごみ(水切りは不要)を投入しスコップでサクサク混ぜ、乾いた土をかぶせる。
- 一回の量は300g~500g程度。
- 入れる位置は、6マスほど区画し、順番に入れていく。
生ゴミを投入
サクサク
混ぜる
乾いた土をかぶせる
入れた場所の目印

投入順のイメージ
入れた後はどうするの
- 定期的に土を混ぜ水分を与え(その際土が団子状になる程度の硬さが良い)バクテリアに空気を送ることで活性化します。
いつ消えるの
- 夏場で3~5日間、冬で10日間程です。
使っていくうちに量は増えるの
- バクテリアによる生ごみ分解が良好に行われれば、土の量は増えません。
バクテリアの好物は(分解しやすいもの)
- 肉、油物、揚げ物、火を通した野菜、パン、麺類、ラーメン、カレー、シチュー、てんぷら油(廃油)、腐った食物、お酒、お菓子、米ぬか、コメのとぎ汁
分解しにくいものは
- 貝殻、骨、トウモロコシの芯など繊維質、カボチャ、魚の大きな骨
入れないほうが良いもの
- 枯れ葉(枯れ葉に虫の卵がついていると、栄養のある土でふ化が進み大量発生することがある。その際は熱湯処理してください。)
分解が進まないときは
- 掘り返して水と空気を入れる。
- 米ぬかをまぶす。
- コメのとぎ汁を入れる。
臭いは発生しますか
- バクテリアによる生ごみ分解が良好に行われれば、臭いはしません。
堆肥として使えますか
- 使えます。しかし、土の三大栄養素は、チッソ・リン酸・カリウムですが、リン酸量がかなり低いようです。
定期的な水分補給について
- 水切りネットを使わず蓋付き容器に汁や油ごとに溜めたものをキエーロに投入すれば、あえて、じょうろ等で水を入れることは不要です。
- みなさん、残り汁を排水口に流す時、なんとなく罪悪感を感じていませんか?
失敗しないためのコツ
- 日当たりの良い場所に置く
- 風通しを良くする
- 大きなものは小さく切る・・・スコップでザクザク裁断する。包丁で細かくしておく。
- 土とよく混ぜる
- 定期的に土をかき混ぜる・・・土をザクザクと刺す
- 乾いた土で覆う
- 水分量の調節・・・泥団子
- コメのとぎ汁で水分調整をする
- 適量を入れる・・・300g~500g
- たまに上下の土を天地返してみる
- 休まず継続的に使用する・・・バクテリアは生物です
- 土に直置きする・・・底板を外すことにより地面との水分調整ができる
- 生き物を飼う気持ちで育てる
T家のキエーロ
シンクに小さなゴミ箱を置いています
料理後の残った油を
ゴミ箱へ
納豆の残りも
水でのばしてゴミ箱へ
キエーロに投入!
ダイヤルを手作りし、どこに埋めるか分かるように工夫していました。
名付けて『今日ココ!!ダイヤル』
足が腐ってキエーロしないように下に木っ端を置いています
『今日ココ!!ダイヤル』の配布は終了しました
『今日ココ!!ダイヤル』の配布は終了しました。
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てんぷら油!?
ある日のT家
畑にタラの芽が生えたので、てんぷらに‼
秋から熟成貯蔵しておいたサツマ芋もついでに
次の日
てんぷら油の廃油500ccと生ごみを
キエーロ投入‼
『今日ココ!!ダイヤル』が1であるが、今日は1と2の箇所に大きめな穴を掘り投入することにした。
いつもどおり、サクサク
水分も1リッター加水
乾いた土を被せて完了。
結果は追って報告します。
てんぷら油のその後・・・
4月17日にてんぷら油の廃油500ccと生ごみ投入しましたが、その後のキエーロ内の様子を報告します。
8日後の4月25日の掘り起こしてみたところ、やや大きめの残渣(たぶん人参?)と固まった土が確認できました。どれもスコップで崩れるほどの柔らかさであったので、これまたサクサクほぐし、乾いた土を乗せておきました。
さらに4日後の29日、掘り起こしてみたところ、残渣も土の塊もなくサラサラした土に戻っていました。確認のためキエーロの底まで掘ってみましたが、同じようにサラサラであり綺麗に分解されていました。・・・恐るべしキエーロ!!いや、微生物の力!!
・・・Tさんの場合・・・
キエーロの一般的な使い方としては、土が乾いてきたらジョーロで水分を補給することがとても大切な作業なのです。
私の場合には、家庭から出る 飲み残し・汁物のつゆ・コメのとぎ汁・フライパンに付いた油などを排水口に流すことなく回収し、これをキエーロへの水分補給としています。
これは、微生物が食物を分解するために必要な栄養源となることは勿論のこと、浄化槽や公共下水道処理にかかる負担を大きく軽減するものであると思います。
上記のことから言えること・・・キッチンでできるゼロカーボン・・・
キエーロ→生ゴミ処理の軽減→下水処理の軽減→二酸化炭素排出の軽減→綺麗な河川の回復
この記事に関するお問い合わせ先
まちづくり整備課 まち企画担当
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