「令和5年度モデル事業」を紹介します

モデル事業とは

 越生町地域づくり推進協議会では、より積極的な展開が見込まれる地域づくり事業に対し、モデル事業の指定を行っています。令和5年度は、麦原、龍ヶ谷、黒岩、上野二の4部会がモデル事業の指定を受けて事業を実施しました。

4部会の活動を紹介します!

【麦原部会】シャガ公園整備事業

(1)事業概要

 シャガ公園を整備した麦原地区にあるすり鉢状の土地は、かつては雑木等の繁茂により見通しが悪い場所となっていました。

 そのような中、地域の方たちが毎年少しずつ手入れをすることによって日が入るようになると所々にシャガが生えていることがわかり、毎年草刈りを行うことによりシャガ株が増えてきました。

 そこで、このシャガをさらに増やしてシャガ公園として整備することで、ハイキング等で訪れた方に、一面に白いシャガが咲く景色を楽しんでいただけるようにしました。

(2)事業の目的・効果等

 麦原地区は、6~7月はあじさい、10~11月はもみじが見頃になります。新たな見どころとして、4~5月に越生町では群生で見ることの少ないシャガの公園を作り、またシャガ祭り等の催しも予定することにより、年間を通して多くの方が麦原地区に来て楽しめ、地元にも活気がでることが期待されます。

シャガ苗植樹作業の様子

(3)実施内容

・草刈り年3回×7人 21人

・ボヤ刈整備    15人

・シャガ苗取り     8人

・シャガ植栽    16人

 合計      延べ60人

(4)実施場所

 麦原あじさい街道を上り、住吉神社のT字路を右に曲がった先にあるすり鉢上のカーブ地。

【龍ヶ谷部会】龍ヶ谷川及び周辺の環境美化事業

(1)事業概要

 龍ヶ谷川は清流の素晴らしい一級河川であり、大きな滝が2つ、小さな滝が無数にあります。また、たくさんの巨石、きれいな常滑、豊かな生物・植物等とても自然豊かで、地質的にも貴重なチャート・化石も存在し、龍ヶ谷の貴重な財産となっています。

 約3年前に全体の清掃活動を実施しましたが、年数の経過とともに雑木や草の繁茂、倒木などにより多くの場所で清流を観ることができない状態となっていました。

 そのため、3年計画で河川と周辺の美化活動に取り組み、清流豊かな自然の景観を蘇らせ、多くの方々に楽しんでいただけるようにしました。

(2)事業の目的・効果等

 河川周辺環境の整備をすることで、滝・巨石・生物・植物などの自然の景観美を蘇らせることができます。また、龍ヶ谷地内の3山が越生10名山に選出されたこともあり、ハイカー等が龍ヶ谷地内を訪れる道中も楽しんでいただき、また来てもらえるように地域の魅力を向上することができます。

河川清掃作業の様子

(3)実施内容

・夏休みに子どもたちが安心して川遊びできるように龍ヶ谷集会所前河川の草・雑木刈り(7月)

・石渡戸橋上流から東組地内の草・雑木刈り(11月)

・東組地内河川から中組地内の草・雑木刈り・倒木除去(3月)

参加人数      延べ30人

(4)実施場所

・龍ヶ谷集会所前付近

・石渡戸橋上流から東組地内

・東組地内河川から中組地内

【黒岩部会】五大尊つつじ公園整備・管理事業

(1)事業概要

 五大尊つつじ公園は、関東屈指のツツジの名所であり、ハイキングコースにもなっていることから、観光客や地元住民の憩いの場として親しまれています。

 園内の景観を維持するためには、毎年草刈りや施肥や防虫剤散布等を行う必要があります。また、近年園内はイノシシ等の害獣により、ツツジへの被害のほか散策路が荒らされ、歩きづらくなっている箇所もある状況であるため、景観維持と園内散策路等の整備を実施しました。

(2)事業の目的・効果等

 ツツジ自体の樹勢も弱くなっていることや、つつじ公園を訪れる地元住民・観光客の中には高齢者もいることから、害獣対策や園内での事故防止、安全確保が必要となっています。そのため、毎年のツツジ手入れのほか、害獣侵入防止対策、遊歩道の安全確保(ゴムマット敷設等)を行うことで、毎年きれいな花が咲き、これからも安心して園内を散策してもらえるようになります。

草刈り・花柄摘み作業の様子

(3)実施内容

・五大尊境内の下草刈り、枯れ枝の撤去

・ツツジの花柄摘み、剪定、蔓取り

・遊歩道の整備、安全対策(ゴムマット敷設)

・害獣対策(害獣除け忌避剤の設置)

・樹勢回復のための病害虫対策、施肥、植樹

作業年12回以上

参加人数      延べ300人超

(4)実施場所

越生町黒岩303

五大尊つつじ公園 園内

【上野二部会】虚空蔵尊さくら公園管理事業

(1)事業概要

 虚空蔵尊さくら公園は、虚空蔵尊北側の医王寺が管理する山林約3ヘクタールを開墾し、県より譲り受けた180種300本の桜を植栽して、開園から19年目になります。

 公園の管理は上野二区の区民で結成した「虚空蔵尊さくら公園管理グループ」が実施しており、その活動費は資源回収代で賄っています。

 園内一部に桜木の枯れ、イノシシ・鹿等の害獣被害、園路の崩落が発生しています。また、桜木に取り付けている木製名札が、経年で腐食劣化しており、これらの整備を行いました。

---さくらの開花状況----------------------------------------

11~12月  冬桜、高砂、アーコレード

2月 下旬  河津桜、熱海桜

3月 中旬  フルサト、ベニフサ、明正寺、八重寒緋桜(やえかんひざくら)

        大寒桜、修善寺桜など

3月 下旬  小彼岸桜、手弱女(たおやめ)、江戸彼岸桜

4月 上旬  天城吉野、陽光、神代曙、枝垂桜など

4月 下旬  御衣黄、普賢象、花笠、八重紅虎の尾など

(2)事業の目的・効果等

 「越生の10名山」にも登録されたことから公園を訪れるハイカーも明らかに増えてきているところ、園内の散策路整備や桜木の名札をきれいにすることで、区民や観光客の憩いの場、そして桜の名所として、これからも親しまれる公園となります。また、ハイキングコースにも組み入れることができ、ハイキングの町宣言にも寄与できます。

アルミ樹木名札取り付け作業の様子

(3)実施内容

・アルミ樹木名札取り付け、園路整備

・春季、秋季区民による草刈り

・木製ベンチの新規設置 

・さくらの木に追肥

・さくら枯れ木伐採

・つつじ剪定

参加人数 延べ250人超

(4)実施場所

越生町上野2261付近

虚空蔵尊さくら公園 園内

この記事に関するお問い合わせ先

企画財政課 企画担当
〒350-0494 越生町大字越生900番地2
電話番号: 049-292-3121
ファックス:049-292-5400
​​​​​​​企画財政課へのお問い合わせはこちらから