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平成30年度 施政方針

平成30年度の一般会計予算及び特別会計予算を提案するにあたり、施政方針を申し上げます。

 

 我が国の経済は、安倍政権の発足以来、アベノミクス「改革の矢」を放ち続け、停滞を打破し、「デフレではない」という状況にまで成長してきています。

 さらに、「新しい経済政策パッケージ」を昨年12月に閣議決定し、少子高齢化という「国難」とも言うべき、最大の壁に立ち向うため、生産性改革と人づくり改革を車の両輪として、2020年に向けて取り組んでいくとしており、この生産性改革と人づくり改革により、安心できる社会基盤を築き、その基盤のもとにさらに経済を成長させ、好循環を強化し、誰もが生きがいを感じ、その能力を思う存分発揮することができる、一億総活躍社会を創り上げることとしております。

 特に、人づくり改革では、子育て世帯を応援し、多くの方が利用している3歳から5歳までの全ての子どもたちの幼稚園、保育園、認定こども園の費用を無償化するとしております。また、低所得者層の進学を支援し、私立学校を含め高等教育を無償化するなど、格差の解消を図っていくとしております。子育てや教育にかかる費用負担を軽減することで、重要な少子化対策の一手となることを期待いたします。

 当町においても、少子化対策は喫緊の課題であり、最重要な施策として実施しているところでございますので、今後も国・県の施策の動向を注視しながら、引き続き関連する施策を進めてまいります。

 さて、町の財政は、アベノミクス効果が未だ地方にまで及んでおらず、依然として厳しい状況が続いております。そうしたなか、限られた財源を有効活用し、マニフェストに挙げております「教育と子育てのまち」、「産業の振興と活性化」、「安全で安心・住みよいまち」、「人を活かし人が活きるまち」この4つの方針を柱にした様々な施策、事業を実施してまいる所存でございます。

 

 1 教育と子育てのまち

 教育施策としては、35人学級を継続し、学校教育を充実させ、家庭・地域との連携によりさらなる教育力の向上を図ってまいります。また、越生独自の取り組みとして、「知・徳・体」のバランスのとれた9年間の一貫性のある教育を行ってまいります。

 子育て施策として、第3子以降の保育料無料化を継続するとともに、こどもの医療費についても、18歳までの医療費の無料化と医療機関での窓口支払いの廃止を継続し、子育て世帯の経済的・手続的負担の軽減を図ってまいります。

 さらに、少子化対策として、結婚支援、不妊治療や妊婦に対する助成を実施するとともに、子育て世代包括支援センターを中心に、子育てに関する不安などを町全体でサポートし、切れ目のない支援を行うなど、少子化問題に取り組んでまいります。

 

2 産業の振興と活性化

 「ハイキングのまち」をさらに充実発展させるため、英語表記の看板を設置いたしました。今後も越生町を訪れていただく方を増やすため、ホームページ等の充実を図りPRに努めるとともに、状況に応じたインバウンドの整備を進めてまいります。また、飲食・サービス業を中心に商業等の振興を図り、「おもてなしのまち」としての取り組みを商工会や観光協会と連携して、引き続き推進してまいります。

 さらに、越生梅林の周辺整備、黒山三滝のライトアップを実施するなど観光施設の魅力アップに力を入れてまいりました。今後につきましても、リピーターの確保対策を継続してまいります。

 農林業施策としては、町の特産品である梅・柚子等の6次産業化、ブランド化を進めるとともに、うめその梅の駅やオーティックなどの直売施設の充実を図ってまいります。また、地場産西川材についても、木育などを活用し利用促進を図ってまいります。

 

3 安全で安心・住みよいまち

 平成28年度から継続して進めてまいりました、越生駅東口開設事業は、最終年度を迎え、平成31年3月の開設を予定しております。東西の両口が開設することにより、通行の安全性・利便性の向上が図られます。

 交通対策としては、町民の生活に影響する生活道路等のインフラ整備を計画的に実施してまいります。また、自力交通手段のない高齢者等を対象に、タクシーやバスなどの公共交通の利用助成を制度化し本格的に実施してまいります。

 高齢者対策としては、社会福祉協議会と連携を図り、地域の皆様の協力をいただきながら各種支援施策を推進してまいります。

 

 4 人を活かし人が活きるまち

 人口定住対策として、若者の定住促進、結婚支援、子育て支援に関する施策を推進してまいります。

 健康増進対策として、健康づくりマイレージ事業を継続することで、町民の健康寿命の延伸に向けた、健康づくりの取り組みを推進してまいります。

 

以上、4つの方針を基に、平成30年度一般会計当初予算を編成いたしました。

 

 それでは、平成30年度一般会計当初予算の主要な施策について、ご説明いたします。

 本年度の一般会計の予算総額は、43億1,500万円で、平成29年度の予算と比較いたしまして、1億8,700万円、4.5%の増額予算となりました。

 このなかで、目玉となる事業は「越生駅東口開設事業」でございます。平成28年度からの3か年で進めてまいりました事業で、平成30年度が最終年度となり、平成31年3月を目処に開設できる見込みとなりました。東口が開設することで、越生駅の利便性が向上し、越生駅周辺の活性化が期待されますので、全力で事業の完成を目指してまいります。

 総務費関係では、昨年4月26日に朝霞市と相互交流に係る覚書を締結し、越生まつりや彩夏祭のほか、北朝霞どんぶり王選手権への参加やスポーツ少年団の交流など、様々な分野での交流を深めてまいりました。今後も、台東区、豊島区、朝霞市との都市交流、また、千葉県睦沢町と自治体間交流を進め、交流人口・関係人口の拡充に努めてまいります。

 また、「ハイキングのまち」宣言以降、多くの方に越生町を訪れていただいております。「ハイキングのまち」をさらに充実、発展させるため、新たなハイキングコースのホームページ掲載や、状況に応じたインバウンドの整備を進めてまいります。

 防災関係では、防災無線を無線設備規則の新規格に適合した、デジタル化への改修に向けた設計業務を進めてまいります。

 児童福祉関係の施策といたしましては、まず、全国的な課題である少子化対策として、これまで18歳までの医療費の無料化と医療機関での窓口支払いの廃止、第3子以降の保育料無料化を実施してまいりました。今後もこれらを継続するほか、子育て世代包括支援センターを中心とした、子育て世帯へのサポートを町全体として行ってまいります。

 高齢者福祉関係では、越生町社会福祉協議会と連携を密にし、高齢者の支援、介護保険事業の円滑化に努めてまいります。

 また、総務費に計上しておりますが、交通手段のない高齢者等を対象にした、タクシー料金、バス運賃の助成を平成30年度より制度化し実施してまいります。全国各地で、高齢者の運転による交通事故が発生しており、免許返納後の交通手段を確保することで、交通事故の防止対策の一手となればと考えております。

 保健予防関係では、これまでも実施してきた各種検診、予防接種、不妊治療、妊婦タクシー利用料金に係る助成制度などを継続してまいります。

 健康づくり関係では、好評で多くの方に参加していただいております「健康づくりマイレージ事業」を継続してまいります。町民の健康意識を高め、健康で生きがいをもって健康づくりに取り組める環境を整えてまいります。

 環境衛生関係では、黒岩地内に計画しております、町営樹木葬墓苑予定地について土留め工事及びツツジの植栽等を実施いたします。

 農業関係では、町の特産品である「梅・柚子」を前面に出した6次産業化を強く進めていくとともに、「越生べに梅」のブランド化を進めてまいります。

 林業関係では、地場産西川材を利用した木の玩具を誕生祝品として引き続き支給するなど木材の利用促進を図ってまいります。また、間伐、下草刈りに対する補助を行うなど、町の林業振興に関する取り組みを継続してまいります。

 観光および産業振興関係では、「ハイキングのまち」にふさわしい、ハイキング道や充実した指導標の整備を継続して進めてまいります。

 また、第30回記念となります越生まつりなどのイベントや、関東三大梅林であります越生梅林などの観光地を訪れる観光客が1度だけではなく、何度も訪れたくなる町を目指すため、商工会や観光協会などとの連携を強化し、パンフレットの作成など、町内の飲食・サービス業を中心とする商業振興を図り、「おもてなしのまち」をさらに推進してまいります。

 住環境関係では、最重要事業であります、越生駅東口の開設により、現在策定しております、立地適正化計画に基づき、越生駅周辺を中心拠点として位置づけ、越生駅の東西自由通路を活用したコンパクトシティの整備を進めてまいります。なお、東口の開設は平成31年3月の予定で、東西自由通路が整備されることにより、歩行者の安全性、利便性が向上し、越生駅周辺地域の活性化が図られるものと期待しております。

 また、国の交付金を活用し、上野地内のふれあい橋の長寿命化修繕工事を行うほか、既存の生活用道水路の安全性、利便性の向上を図るため計画的・効率的に整備を進めてまいります。

 学校教育関係では、35人学級が維持できるよう町独自で教職員を確保するなど、「子育てと教育のまち」にふさわしい取り組みを引き続き実施してまいります。

 特に、今年度から新学習指導要領に対応するため、外国語指導助手を小学校に増員し、英語教育に力を入れてまいります。小学校5年生から中学校3年生を対象に、英語検定の受検者に対し、検定料を補助し、学習意欲の向上に努めてまいります。

 また、学習教具としてタブレットを導入し、主体的・対話的で深い学びを進め、多様な表現力の育成に努めてまいります。

 さらに、今年度から、多子世帯応援施策として、義務教育段階に在籍する第3子以降の給食費について半額を補助いたします。

 社会教育関係では、町民の方々が活き活きと生きがいを持って有意義な人生が送れるよう「一芸、一スポーツ、一ボランティア」といった目標を定め、町全体で生涯学習活動、健康づくり活動を推進してまいります。

 

                             越生町長 新 井 雄 啓

 

 

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