マダニが媒介する感染症の予防について

 今般、北海道においてダニ媒介脳炎患者の発生が確認されました。 ダニに咬まれないよう予防措置を講じるとともに、咬まれた場合には医療機関で除去してもらいましょう。

 もし発熱等の症状が出た場合には、早期に医療機関を受診し適切な治療を受けることが重要です。

ダニ媒介感染症とは

  マダニは、森林や草地などの屋外に生息する比較的大型のダニ(食品等に発生する「コナダニ」や、じゅうたんや寝具に発生する「ヒョウヒダニ」など住宅内に生息するダニとは種類が異なる)で、ダニ媒介感染症(ライム病、回帰熱、日本紅斑熱、ダニ媒介脳炎、重症熱性血小板減少症候群)の原因となる病原体を保有していることがあり、ヒトはマダニに咬まれることでこれらの病気に感染することがあります。

予防方法

 マダニに咬まれないようにすることが重要です。マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。 長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋、首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくすることが大切です。 屋外活動後は、すぐに入浴し、マダニに咬まれていないか確認しましょう。

マダニに咬まれたら

 マダニは体部をつまんで引っ張ると口器がちぎれて皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがありますので、医療機関(皮膚科等)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。 また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱、食欲低下、嘔吐、下痢等の症状が認められた場合は医療機関(内科等)で診察を受けてください。受診の際は、いつ、どこを咬まれたか、山など行ったかを医師に伝えてください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉課 保健予防担当
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