デング熱
【デング熱とは】
デングウイルスによって起こる急性熱性感染症で、このウイルスを保有する蚊に刺されることで感染します。
主たる「媒介蚊」は、ネッタイシマカ(日本には常在していません)ですが、日本のほとんどの地域でみられるヒトスジシマカも媒介します。世界中で100カ国以上の国で発症し、毎年約5000万人から1億人の患者が発生しているとみられています。
ヒトからヒトに直接感染する病気ではなく、蚊に刺されても、必ずしもデング熱に感染するわけではありません。また、感染しても症状がでないことも多くみられ、さらに重症化する場合はまれです。
【症状】
3~7日の潜伏期間の後に、発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状がみられます。発症後3~4日後より胸部・体幹から始まる発疹が出現し、四肢・顔面へ広がります。通常の患者は、発症後2~7日で解熱し、そのまま治癒し予後は比較的良好です。
ごくまれに一部の患者は、経過中に出血傾向やショック症状を起こすことがあります。
【治療】
デングウイルスに対する特有の薬はありませんので、対症療法となります。
【予防策】
1 蚊を増やさないようにしましょう。
・雨ざらしになっている不要な容器等を片づける。
・1週間に一度程度は容器を逆さにしてたまった雨水を捨てる。
2 蚊に刺されないようにする。
・肌の露出を少なくする。
・虫よけスプレーなどを使用する。
・家の中へのかの進入を防ぐ。
・蚊の駆除
なお、蚊の活動はおおむね10月下旬頃で終息します。これらの対策は10月下旬ごろまでを目安に行いましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
健康福祉課 保健予防担当
〒350-0494 越生町大字越生900番地2
電話番号: 049-292-5505
ファックス:049-292-5623
保健センターへのお問い合わせはこちらから